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Posted by ミリタリーブログ at

2021年11月25日

架空LEは燃えているか


 現在は収束していますが昨日(2021/11/24)架空LE絡みでちょっとした炎上が発生しました。

 仮にAさんとする人物が新しい架空LE組織を立ち上げる旨の連投ツイートを発しましたがその内容に対して僕が問題を感じ、活動に際してハッシュタグ「#架空LE」「#JPNLE」は使わないで欲しいと要請し、押し問答の結果Aさんは独自のハッシュタグのもと活動をすることになった、という流れです。

 以下特別に記載のない引用は全てAさんのツイートが出典となります。※引用は要件を満たしていれば著作者に許可なく行うことができます。

目次
●物品を「支給」する危うさ
●現行日警グッズは合法か
●「#架空LE」は公共タグか
●yohに差し止めの権利はあるのか


●物品を「支給」する危うさ
 僕はTwitterで「#ハマポリ」「#JPNLE」「#架空LE」などのタグをほぼ毎日チェックしています。
その中で23日の夜Aさんの架空LE組織を立ち上げに関する一連のツイートを発見します。

 まず現行型の警察手帳レプリカと階級章(以下現行身分証類)を装備品として定めていることを問題に感じました。
 また上記の他にもAさんは作業着上下、特小無線機、エアガンを「支給」ないし「配備」すると発表しており
その総額はおよそ8万円に上ります。

 現行身分証類と同じくらい引っかかったのは高額な「支給品」をAさんが本当に自腹で買って与えるつもりなのか警察ごっこの一環として「支給」という表現を使っただけで実際はメンバー各個人が買い揃えるものなのか、という点でした。
 どんな趣味の世界でも自分の持ち物は自分で入手するのが普通だと思います。例外として先輩格の人からお下がりを譲り受けるとか、物々交換、企業のスポンサードで無償提供…などというケースもありますが、個人の集まりでメンバーに高額な物品を提供をするというのは少なくともミリポリ趣味界では僕は聞いたことがありません。本当に「支給」するつもりなら金銭トラブルになりかねないと直感したのでご本人に単刀直入に聞くことにしました。以下がそのやりとりです。

 「支給」とは文字通りの意味であるようでした。金銭トラブルの可能性についてはAさんは破損時の弁償などのケースを想定しているようでしたが、僕はそもそも1人あたり約8万円もの支給品を希望者全員に間違いなく手配できるのか?「やっぱり無理でした」となって揉めるのでは…というトラブルを危惧していました。Twitterでしつこく聞くのは粘着絡みと同義に等しいので控えましたが、もっと細かく聞けばAさんの中にもそういう想定と対策はあったのかもしれません。この辺は振り返ってみて僕の問いかけ方が正しかったか悩むところです。どちらにしてもAさんにとっては他人に自分の金の使い方を口出しされる形で気分は悪かったでしょう。

●現行日警グッズは合法か
 次に現行身分証類について聞きました。
 これについて僕は「合法的に購入でき一応は合法品だが、SNS等には公開せず忍んで楽しむべきアイテムである。」という考えです。
 なのでAさんが堂々とTwitterで「支給品」として掲げていることに違和感を覚えました。加えて「#架空LE」のタグを添えてそれをすることは「架空LE」という語を育ててきた自負のある僕にとっては非常に困る事態でした。既存の架空LEプレーヤーは現行身分証類を一切使用していません(持っているが表に出さないでいるということも考えられます)。「ハマポリのルール」という体ではありますが既存の架空LEプレーヤーはこの記事(https://ykpd.militaryblog.jp/e757526.html)に倣い、合法であってもギリギリは攻めないという一線を守って来たのです。
 Aさんの答えは以下の通りでした。


 警察官に聞いてOKだったということでした。「警官個人や各都道府県警でも見解は変わる」「本当に確認を取ったか怪しいものだ」といった批判の声もありますが先述の通り僕はモノ自体は一応合法との立場なのでこの点は素直に受け入れています。

●「#架空LE」は公共タグか
 現行身分証類については警官のOKを取り付けてある、とのことでしたが「架空LE」の流儀的には受け入れ難い事態なので「日警趣味の領域で楽しんでは」と提案しました。この時に「あるいは現行身分証類の使用は取り下げられないか?」とも聞くべきでした。

 この辺りから「架空LE」という語に対する両者の齟齬が露わになり押し問答が始まります。

 Aさんは「#架空LE」を「架空のLEに関する話題ならなんでもOKなタグ」だと認識しています。かたや僕は少々尊大ですが「自分が育て暗黙のルールの上に成立しているタグ」と認識しています。つまり「#架空LE」タグの公共性で揉めていたのですね。

 正直なところ「#架空LE」は僕の手を離れてかなり一般化してしまっているのは事実です。また「ハマポリに影響を受けた架空LE」のために「#JPNLE」というタグを作り僕はそれを周囲に推奨しています。ならば「#架空LE」は誰でも自由に使えるべきとなりそうなものですが、そのタグをつけて語る内容については一定のルールがあると考えます。例えば「#エアガン初速」というタグがあり法の範囲内のカスタムを投稿する場があったとして、そこに突如「初速0.97ジュールカスタムです!法定内です!」という投稿をするものが現れたときには誰かが「合法かもしれないけどギリギリはやめて」と咎める流れになるでしょう。これはタグの公共性というより公共性の維持のために問題のある投稿にはストップをかけなければならない、というのが本質だからだと思います。

 実はAさんとの対話の最中は僕自身もそこをはっきり意識できていなかったため「『#架空LE』は僕が育てたもの」という主張に終始しています。本当ならば「誰でも使っていいタグにもふさわしい話題かどうかのジャッジはある」という点を説くべきでした。これは大きな反省点です。事実「架空LEってハマポリ系しか使っちゃダメなんだ…」というようなことを発言する人が多数見られました。

 この項の結論は「『#架空LE』タグは公共タグだが何事も常識の範囲というものがある」といったところでしょうか…

●yohに差し止めの権利はあるのか
 ここまでの流れを読んだ方は僕が自分に責任があると思っているからAさんに口を出した、ということはご理解いただけると思います。 またAさんは何回も「あなたに私の活動を辞めさせる権利があるのか」という趣旨の反論を行っています。本当に僕が口を出すべきだったのか、改めて自問したいと思います。
 まず「架空LE」という言葉そのもの、これは間違いなく僕のハマポリが話題になって以降に生まれた言葉です。印刷物として残っている初出としてはコンバットマガジン2016年10月号166ページとなります。ハマポリが初めてメディアに紹介された記事でもあります。

 ただし、僕が考えた言葉なのかどうか、これは記憶が曖昧です。下のツイートでは僕の発案と断定してしまっています(しかも画像は初出の文ではない)が、今思うと自信がないです。

出典:https://twitter.com/yoh_ill/status/1240427945979547648?s=20
 とはいえ「架空LE」という語はハマポリ活動と共に生まれ、やがて僕は「#JPNLE」というタグを推奨し「#架空LE」タグは自身では使わないがチェックはするという状態が長く続くことになります。
 いっぽう創作の世界において「日本の警察が重武装をしている」というネタはハマポリ誕生のはるか以前から普遍的に存在していました。こういうものを一括りに表す語としてちょうど良かったため「武装JK」が瞬くまに一般化したように「架空LE」もまた急速に一般化していったのです。

 そんな経緯の中で僕が「#架空LE」タグを仕切る必要があるのでしょうか。やはり消去法で言っても物申すべき時に物申すのは僕しかいないんじゃないかと考えます。一般化したものの、僕の活動から生まれた語には責任が伴うだろうと。また責任を抜きにしても「架空LE」趣味の外の人から見たら「ハマポリ」も「JPNLE」も「架空LE」も似たようなもの、同じものと一括りにされがちです。そのような中で「#架空LE」タグに発生した問題はたとえ直接関係なくともいずれ僕のところに巡ってくるのです。
 そんなわけで今回早々にAさんと接触して「#架空LE」タグの利用を差し控えるようお願いしました。

 以上が一晩たって頭を冷やしてまとめた今回の顛末です。色々ご意見はあろうと思いますがここに記録しておきます。
 これを読んだ皆様にはくれぐれも今回の件でAさんを攻撃しないでください。それは僕にとっても迷惑な行為です。よろしくお願いします。

出典:AさんのTwitterアカウント
yohのTwitterアカウント  
タグ :心得とか


Posted by yoh at 14:46Comments(13)心得とか